ライトショアジギング(LSJ)を始めてみたい人向けに少しまとめてみたいと思います。
私のよくいく釣り場に合わせて選んでいるので、釣り場によってはもっと強めがよいとか、弱めがよいとか、
最適なバランスがあると思います。釣具店の店員さんに聞けば、よりよい提案をしてもらえるかもしれません。
最近ではメジャークラフトがスーパーライトショアジギング(SSJ)を仕掛けていますが、
そちらについては専用竿を使ったことがないので、良し悪しはわからないので悪しからず。
SSJの方が圧倒的にタックルも軽く、楽なので当然メリットもありますが、
最初のタックルはLSJぐらいの方が不意の大物にも対応しやすく、ジグの重さも適度であるため、
流れのある中でもルアーの重さを把握しやすい(=着底を把握しやすい)と思います。
[2022/2/20更新]
記事を更新して、お勧め釣具を最新化しました。
用語定義
念のためにここでのライトショアジギング(LSJ)とスーパーライトショアジギング(SSJ)の定義をしておきます。
(色々な論争がありそうな気もしますが、以下、この前提で進めていきます。)
ライトショアジギング(LSJ)
ジグの重さは30g~50gのジグ、PEラインは1号~2号を取り扱う。
リールサイズはダイワ3000番、シマノ4000番ぐらい。
スーパーライトショアジギング(SSJ)
ジグの重さは15g~30gのジグを取り扱う。PEラインは0.6号~1号が基準。
リールサイズはダイワ2500番、シマノは2500番もしくはC3000番ぐらい。
※メジャークラフト社製造のロッド表記を基準に定義してみました。
ロッド選び
最初は9ft台のものの方が扱いやすくてお勧めです。
長い方が飛距離は伸びますが、正しいキャストを身につける方が大事だと思います。
安価なショアジギロッドとしてソルパラ(SPS-962LSJ)を持っている身としては、
ソルパラでも十分な実釣能力はあるものの、もうちょっと竿がピシっとしていればと思うことがあります。
このため、ワンランク上の1万円~1万5千円クラスがいいかなと思ったりします。
○1万円~1万5千円クラス
1万円以下となると専用ロッドはメジャークラフトだけで、それ以外はシーバスロッドしかありませんでした。
昨今の人気を反映してか、2018年頃から低価格帯でもライトショアジギング向けのロッドを販売されるようになりました。
ただ、シマノもソルティーアドバンスにショアジギング向けロッドが登場しましたが、実売が1万円強...。
○1万円以下クラス
○廃版モデル(中古で見つけたら検討の余地あり)
リール選び
リールは300gまでのものがお勧めです。
ライトショアジギングは忍耐の釣りですので、長時間しゃくり続けられるタックルバランスがよいです。
将来的にハンドルノブを交換する可能性も見据えて、交換可能なものを中心に選びました。
(ラウンドノブにすれば手も痛くなりにくく、しゃくりやすく、かっこいいです。)
以下は廃盤になっている以前のお勧めリールです。中古等で探すしかありませんが、どれもお勧めできます。
現状、低価格帯かつハンドルノブ交換可能なメタルボディは19レグザLTのみです。
当然樹脂ボディでも厚みをどれぐらい持たせているかで剛性は変わると思いますが、メタルボディの方が優位かなと思います。
シマノ系は21アルテグラ - SA-RB = 21ナスキーで、21ナスキー - コアプロテクト = 22サハラって感じです。
堤防中心であれば22サハラをベースにデザインで好みのものを選べばよいと思います。
これらより低廉なモデルとしては20レブロスや20クレスト、17セドナがありますがハンドルノブ交換不可であったり、
ローターブレーキが付いていなかったりするため、お勧めではないです。
以前はハンドルノブ交換可能なモデルがダイワはフリームス以上、シマノはナスキー以上だったので、
今までより下のモデルが選択肢に入るようになりました。
私は定番のゴメクサスのハンドルノブを使っていたりします。
別で記事にしていますので、興味があれば見てくださいね。
GOMEXUS(ゴメクサス) パワーハンドルノブ(38mm) レビュー
ライン選び
PEライン1.5号の200mをお勧めします。
上記のダイワリールの場合は下巻き不要、シマノリールの場合は下巻きが必要です。
飛距離がわかりやすい5色ラインがお勧めですが、単色ラインの方が好みであれば、そちらでもかまいません。
リーダー選び
リーダーは25lbのナイロンが扱いやすいです。フロロはちょっと張りが強すぎて扱いずらいと思います。
スナップ選び
ルアーとラインを繋げるためのスナップです。ソリッドリング+スプリットリングより、断然スナップの方が簡単です。
スナップの場合は開閉しなくて取り付けられるものが良いと思います。
(開く度に金属が劣化する懸念がありません。)
ルアー(メタルジグ)選び
フックが付いていて開けてすぐ使えるものが楽でお勧めです。
30gと40gをそれぞれブルー系、ピンク系、ゴールド系と揃えればひとまずはOKです。
流れが速いとき、風が強いときは40gでそれ以外の時は30gが楽です。
ただ、最初はよくなくすと思いますので、安価なドラッグジグも買っておくといいと思います。
タモ選び
ライトショアジギングは不意に大物がかかります。もしもに備えてタモもあった方がいいです。
大阪湾の沖堤防に行くのであれば、最低でも5mのタモが必要になります。
ノーブランドの製品でも大丈夫です。近くの釣具店で長さを気にかけて購入しましょう。
クーラーボックス選び
せっかく釣った魚は美味しく持ち帰りたいものです。
青物を折り曲げずに入れられるクーラーがお勧めです。
ただ、クーラーボックスは値段が結構するので、最初のうちは
発泡スチロールのケースでもいいかもしれません。
クーラーボックスと一緒に血抜き用の
水汲みバケツと
ナイフも準備しておきましょう。
その他
忘れてはいけない小物類として
ハサミや
フィッシングプライヤーも準備しましょう。
安全に釣りを楽しむためにも、
ライフジャケットや
フィッシュグリップも欲しいところです。
特にこれじゃなければダメというものでもなく、趣味の影響を色濃く受けるので、お好きなものをどうぞ。
ラインの結び方
釣り方の前に、基本となる糸の結び方です。
PEラインとリーダーの結束にはFGノット、リーダーとスナップはクリンチノットで結束するとよいでしょう。
結んだら引っ張って強度を確認しましょう。失敗すると簡単にすっぽ抜けます。
釣り方
ライトショアジギングにも基本動作はあります。
活性が高い時は魚のいるところに飛ばせれば勝手に釣れますけどね。
釣れるしゃくり方(動きの大小や速さ)についてはその時々によって変わります。色々試してみましょう。
特に釣れる場面は
フォール中と
着底からの立ち上げの瞬間です。
フォール中についてはラインの出方に注目しましょう。
魚がジグを加えて自分の方に向ってきていれば、着底より前にラインが出るのが止まります。
逆に魚がジグを加えて沖の方に向っていけば、凄い勢いでラインが出ていきます。
怪しいと思ったらベールを返して、ラインのたるみを取って、思いっきり合わせましょう。
(合わせが決まれば、最高に気持ちいいですよ~!!)
着底からの立ち上げの瞬間については、以下の動画の解説がわかりやすいです。(6:47頃~)
カウントダウンを丁寧に行い、着底を感知したら素早くラインのたるみを取ってアクションさせましょう。
そうすれば、高確率でエソに出会えます。
これであなたもエソ師の仲間入りです。たまに青物も釣れるのでがんばりましょう!!